↑ 85歳の父の話し


別府の実家に里帰り
母・ヒロさんが女子会に出かけた日
父・ケンさんが「ランチへ行こう」と
誘ってくれた

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85歳の父・ケンさんにも
老人性の認知症がはじまった

数分~数時間前といった
短い時間内に起きた出来事を
記憶する機能が低下する
「短期記憶障害」だ

さっきまで
お札で汗を拭いていたのに…
一文無しになったケンさん(笑)

一緒に家中を探し回っていたら…
テレビを観る父専用チェアーの
サイドテーブルに置いてあった

いつも冗談を言って
ニコニコご陽気な父が
こんなことも覚えていられない…と
悲しんでいた

普通だよふつう!
85歳のおじいちゃんなんだから
私も最近よく忘れちゃうよ
そう言って慰めたけど…
慰めなんて一過性のもの

姉のミナさんは
そんなケンさんのために
斜めがけバックを買って
身分証明書・財布・スマホ
リールの付いた鍵を入れた
「お出かけバック」を
作ってくれていた

そのバックを持って出かけていれば
未然に防げたことだった
ミナさんありがとう

いつも両親の近くで
サポートしてくれている
姉の存在にめっちゃ感謝した
出来事でした