パート仲間の小森さん(63歳)
娘夫婦の家の近くに一人暮らしをしている
もともとパートは週4日勤務だった
娘さんが出産後に仕事復帰するタイミングで
「力になりたい」と扶養に入り
週4の半日勤務へと働き方を調整した

最初の頃は
「可愛い孫のお世話ができるなんて幸せよ〜」
と嬉しそうに話していた小森さん
でも娘さんが役職のある仕事に
完全復帰すると…ゆっくりと生活に変化が
保育園のお迎え、夕飯、家のこと…
気づけば、小森さんの役割が
どんどん大きくなっていった
女性が子どもを産んでから
仕事に“完全復帰”することが
どれだけ大変なことなのか
小森さんの話を聞きながら
いつも考えさせられていた
そして、そのしわ寄せは…
気づけばお母さんへ向かってしまう
小森さんも 「わかるからね
つい私も頑張っちゃうのよ」 と
サポートを続けていた

そんなある日
小森さんがディズニーランドの
お土産のお菓子をくれた
「わぁ、娘さん家族と行ったんですね!
楽しかったでしょう?」
そう声をかけた私に小森さんは苦笑い

「もうイヤになっちゃったわよ」
サポートを続けていた

そんなある日
小森さんがディズニーランドの
お土産のお菓子をくれた
「わぁ、娘さん家族と行ったんですね!
楽しかったでしょう?」
そう声をかけた私に小森さんは苦笑い

「もうイヤになっちゃったわよ」
遊び疲れて帰る時に
「お母さん、外食あきたから
簡単なものでいいから夕飯作って」
って言われたの
最近、娘婿まで当然みたいな顔で…
孫のお世話どころか
お手伝いさんみたいなの…
なんか悲しくなっちゃって
「私が育てた娘だけどね…」 と
小森さんはぽつり
その話を聞きながら
小森さんの大変さに胸が痛むと同時に
私自身が 「娘家族のそばで暮らす母親」を
どこか羨ましく見ていたことにも
気づかされた
外から見て羨ましい立場にも
その人にしか分からない大変さが
あるんだよね
小森さんの苦笑いが
そんなことを静かに教えてくれた
そんなことを静かに教えてくれた
お母さんは
ほんのちょっとの心遣いがあれば
頑張れるのよ〜
と娘さんに囁きたくなった






















